Amanda を使ってのバックアップにはNetBackup、NetWorker、TSMなどの独自仕様のバックアップツールにはない利点があります。ベンダ独自仕様のツールを使えば結果としてそのベンダの製品やサービスに依存せざるをえなくなります。Amanda の優れている点はtar や dump などの標準的なツールを使ったデータの配置によりAmanda のツールを使っても使わなくてもリカバリができることです。
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プロプライエタリなバックアップに対してのAmandaの利点
Amanda による、テープメディアへのデータレイアウト図:

Amanda は出力をあまり変えずにバックアップをテープに書き込むので、ネイティブのツールを利用してデータのリカバリが可能です。
Amanda はtar やdumpを使ったテープへのバックアップの前にヘッダ(通常32KB)を作成します。ヘッダにはtar や dumpなどを使ってデータをリストアする時に必要なコマンドが記録されます。この機能はAmanda 独自のものです。
Amanda には以下のような利点があります:
- プロプライエタリなソフトは クローズドソース型なのに対し Amanda はオープンソース型。
- Amanda は各ダンプに応じてバックアップレベルを自動選択するので細かい設定がいらない。
- Amanda は GNU tar、 dump、 Schilly tarなどの標準的なバックアップツールを使用して標準的にデータを配置できる。
- Amanda はディスクへのバックアップ にも対応している。
- Amandaはサーバにバックアップデータを一時的に保管する ホールディングディスク が利用できる。
- Amandaはカスタマイズのできるオープンソースの 圧縮と暗号化ツールが利用できる。
Amandaについての詳細やホワイトペーパーのダウンロードはZmanda ネットワークから提供しています。