Amandaでバックアップを並列処理するための設定

Amandaで複数クライアントをバックアップする場合の処理速度を向上させる

Amandaを使用してのバックアップ処理はすべて順調なのに、推定していたよりも長い時間がバックアップ処理にかかっているようです。多くの原因が考えられますが、もしかするとクライアントのバックアップを並列処理ではなく逐次処理にしていることが原因かもしれません。

下図はバックアップの並列処理と逐次処理とを表しています。並列処理のほうがバックアップにかかる時間が短くなります。
Amanda parallel backup

Amandaは、並列処理するバックアップクライアント数をいくつかのパラメータや設定によって決定します。並列処理の実行には以下のすべての設定が関係します。(ひとつでも設定が不具合だと逐次処理になってしまいます):

  • ホールディングディスク(バックアップ一時保存領域)に充分な容量が設定してある
  • 各バックアップに使用されるネットワークの帯域幅が広域に設定してある
  • Zmanda管理コンソールのバックアップの並列処理(サーバ側)の設定には、amanda.confファイルにあるinparallelのデフォルト値を変更します。このパラメータはサーバが並列処理できるバックアップの総数を制限します。
  • Zmanda管理コンソールのバックアップの並列処理(クライアント側)の設定には、amanda.confファイルにあるdumptypeでのmaxdumpsのデフォルト値を変更します。このパラメータは各クライアントが並列処理できるバックアップの数を制限します。

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